京都で家を買いたい人の為に、住宅診断(ホームインスペクション)や瑕疵保険を紹介する不動産業者グラン・ワン株式会社の小管(こすが)です。
不動産は非常に高額な買い物です。ご自身がいくら位の不動産が購入できるのか?悩まれる方も多いのではないかと思います。私の経験上、家探しをされる方はまずはご自身の希望に合う物件がないかsuumoやアットホームなどのポータルサイトから検索をされたり、折込やリビングなどの広告をご覧になる方が多いのではないでしょうか?
しかし、広告見ているとどうしてもきれいな新築物件などに目が行き、自然と予算が上がっていくのではないですか?複数の不動産情報を見ているとだんだん、上がった予算に慣れてその価格帯で物件を探すようになります。
不動産探しは非常に手間と労力のいる作業です。初めは意気揚々と探し始めますが、中々希望の物件が見つからず、段々とトーンダウンしてしまう方も相当数おられると思います。途中から「これでいいか」なんて雑な探し方になる事も往々にしてあります。
しかし、よく考えて下さい。ほとんどの方が住宅ローンという長期にわたる支払いに縛られることになります。住宅ローンが通ったからと自分の収入割合以上の住宅ローンを組んでしますと、後悔することになりかねません。
どのように住宅ローンの借入額を決めれば良いのかをご説明したいと思います。
参考記事:住宅ローンの借入金額は不動産業者の言いなりではなく、自分で考えましょう!
借入可能額ではなく返済可能額から借入額を考える

住宅ローンで苦しまないためには?
不動産会社に物件購入の相談に行くと必ずと言って良いほど、あなたの年収を聞かれます。それはあなたがいくら位の不動産を買えるかを知るためです。
あなたの予算ももちろん聞いてくれますが、仲介業者としては物件価格の3%+6万円が手数料となるので可能であるならば高い物件を買ってもらう方がもらえる手数料が増えます。
ましてや、新築物件の方が見栄えも良いので年収の高い方であればどうしても新築物件に目が行きがちになります。
しかし、年収の高い方でも意外と生活の支出が多く、貯金額がさほどない方も結構、おられます。頭金がない上に月々の住居費が上がってしまえば、毎月の生活が苦しくなるのは目に見えています。
住宅ローンの借入額は借入可能額から計算するのではなく、返済可能額から考えるようにします。
まず、返済比率という言葉をご存知でしょうか?これはあなたの年収からどれくらいの割合をローンの返済に充てるかを数値化したものです。
住宅金融支援機構(フラット35)で借入した場合のシュミレーションしてみます。
※条件としては金利1.35% 借入期間35年 年収500万円
例えば、年収が500万円の方が返済比率30%で返済を考えた場合
500万円÷12か月=41.7万円(月々の収入)
41.7万円×30%=12.51万円
この12.51万円が年収500万円に対する返済比率30%の金額になります。
通常、銀行などの金融機関で返済可能額を計算する場合の返済比率は
年収400万円未満 30% 年収400万円以上 35% で計算します。
上記のような年収500万円の場合、返済比率35%計算すると月々の返済は14.6万円になります。
この金額を見てどう思いますか?あなたが月々14.6万円を35年間、返済し続けられると思いますか?
ちなみに1.35%の固定金利、借入期間35年と仮定した場合、借りられる金額は4,886万円になります。
だから、借入可能額ではなく返済できる金額から住宅ローンの金額を決める必要があるのです。
返済可能額の決め方はどうすればいいのか?
では、返済可能額はどのように決めていけばいいのでしょうか?
1番はやはり、家計を握っている奥様?がどれくらいの割合なら住宅ローンとしての返済ができるのかを決められるのが一番だと思います。
私の個人的なとしては返済比率が20%~25%位が良いと思っています。
年収500万円の方であれば、月々8.4万円~10.5万円の返済額になります。返済額が低ければ低いほど家計的には楽になりますが、あまり低すぎると購入できる不動産がなくなってしまうので、本末転倒です。
この返済額から考えるとおよそ2,800万円~3,500万円の予算となり比較的、購入できる物件の範囲が広がります。
参考までに年収別の返済比率の金額を表にまとめておきます。※条件としては金利1.35% 借入期間35年
年収300万円の場合
返済比率 | 月々の返済額 | およその借入可能額 |
20% | 5万円 | 1670万円 |
30% | 7.5万円 | 2500万円 |
40% | 10万円 | 3340万円 |
年収500万円の場合
返済比率 | 月々の返済額 | およその借入可能額 |
20% | 8.4万円 | 2800万円 |
30% | 12.5万円 | 4180万円 |
40% | 16.6万円 | 5550万円 |
年収700万円の場合
返済比率 | 月々の返済額 | およその借入可能額 |
20% | 11.6万円 | 3880万円 |
30% | 17.5万円 | 5850万円 |
40% | 23.3万円 | 7790万円 |
フラット35のローンシュミレーションも参照してみて下さい。年収、融資金利、借入期間を入力すると借入可能額が自動計算されます。
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