なぜ、人は家を買うのか?

人はどんな理由で家が欲しくなるのか?

なぜ、人は家が欲しくなるのかなんて考えたことがありますか?

賃貸物件に住むこととマイホームを購入することの違いって何なのでしょうか?

正直に言って私はもともと、賃貸派でした。

こんな仕事をしていますが不動産を所有することはリスクを持つことだと考えていました。

何にでも言えることですが物を所有するってことは、自分の物でなくなるまでその物に責任を持たなくてはなりません。

物を捨てるにもお金が要ります。

ましてやマイホームを持つということになれば修繕積立金や地震などでの倒壊リスク、子供が大きくなれば成長に合わせて住み替える必要も出てきます。

しかも、将来的に不動産の価格がどうなっているかもわかりません。

下手をすれば売却価格が購入価格を大きく下回って損をするリスクだってあると考えていました。

しかし、こんな私もマイホームを購入して早7年が経ちました。

賃貸派だったのにどうして家を買ったんですか?と問われるとやはり、一番大きかったのは子供が大きくなって家が手狭になったことが一番大きな理由だと思います。

我が家の家族構成は夫婦と子供2人といういたってオーソダックスな家庭ですが、この構成だと最低でも3LDKは必要になります。

京都市内の場所にもよりますがこの広さを賃貸で確保するとなると安くても15万円以上は必要になると思います。

ましてや小学校区も視野に入れて探すとなると20万円位は必要になります。

しかしながら、マイホームを買えば4000万円程度までで期間30年のローンを組んでも15万円までで抑えられます。

気持ち的にも自分の所有物と借り物とでは満足感にもかなりの違いがあります。

私の場合はこのような理由でマイホームを持つことになりました。

ある不動産業者と話をしていてなるほどと思ったのは万が一、ご主人が亡くなった場合、住宅ローンを組めばほぼ、自動的に団体信用生命保険という保険をローンを組んだ銀行がかけてくれます。

なので、生命保険代わりになるので奥様は安心ではないだろうかというものです。

わざわざ、ご主人の生命保険をかけなくてもリスク回避ができるという考え方です。

家が欲しい理由は人の数だけ答えがあると思いますのでなぜ、自分は家が欲しいのかをよく考える必要があると思います。

一人っ子で親の家を確実に相続できる場合などは賃貸でもいいケースがあるからです。

この辺りもよく考えて家族で話し合うことが大切です。

人がどんなきっかけで家を買うのか?

家を買うきっかけとは?

人が家を買うきっかけは色々とありますが当社で以前にお客様にアンケートを取ったことがあります。

その結果は次のようなものでした。

第1位 住宅展示場に行ったことがきっかけで欲しくなった

第2位 友人がマイホームを買った

第3位 家賃を払うのがもったいなくなった

第4位 結婚した/子供ができた

第5位 親のすすめ

これは一戸建てのみのアンケートなのでマンションの方などは含まれませんが、

第1位は「住宅展示場」です。

私も経験がありますが、この仕事に就く前になんとなく住宅展示場にふらっと立ち寄ったことがありました。
お客様の気を引くように上手にデコレートしたあるので一度、モデルハウスを見てしまうとマイホームの購買動機は一気に上がります。
また、イベントなどもよくやっているので子供達も喜び、テンションが上がってしまうもの要因なのだと思います。

第2位は「友人がマイホームを買ったから」です。

これは仲の良い友達にマイホームのお披露目に招かれたほとんどの方が影響を受けることと思います。
ましてや新築一戸建てともなると賃貸とは違い、リビングも広かったり室数も多く、どうしても魅力的に映ってしまいます。
友人からマイホームの具体的な購入談話を聞かされたりすれば欲しくなるのも当然かもしれません。

第3位は「家賃を払うのがもったいなくなった」ですが個人的にはこの理由が一番しっくりきます。

私の購入動機もそうでしたがやはり賃貸で一生、お家賃を払い続けることへの抵抗感は多かれ少なかれほとんどの方がお持ちだと思います。
他人の賃貸事業に協力しているような気になり家賃を払うのが馬鹿らしくなる方もいるようです。

第4位「結婚した/子供ができた」です。

私の経験ですが不動産の営業をしていてお客様が家を探される一番のきっかけはこのパターンが多かったように思います。
やはり、人間は何か大きなきっかけがあった時が一番、動きやすいと思います。
第5位とも被りますが結婚を機に、ご両親がマイホームの購入を後押しされるご家庭も結構、多くみられます。

まとめ

これだからマイホームを買うという明確な理由はありません。

逆に人の数だけ理由があります。

しかし、何千万円という住宅ローンを組んでまで自宅を買うということはかなり大きなエネルギーがいるのも事実です。

将来的にマイホームが家族や自分の重荷にならないように、じっくり考えるとともできる限り家族が幸せに暮らせる家がどのようなものなのかを話し合って、無理のないマイホーム購入が一番の理想形だと思います。