ありえない土地を探していませんか?
憧れのマイホームを建てるためにまずは、土地探しをされる方って多いのではないでしょうか?しかし、不動産のプロから言わせて頂かなくてはならないことがあります。
「100%満足のいく土地探しをしていると土地は買えません。」
長年、土地探しをしている方と一生買えない方には共通点があります。というのも「この世に存在しない土地を探している」という点です。
もちろん、土地を探し始めたときは相場やどんな土地が売り出されているかもご存じないので仕方ない部分はあります。例えば
- 前道5m以上
- 南向き
- 買い物が施設が近い
- 駅近
- 相場よりも安い掘り出し物件
- 間口が広い
などなど、非難を覚悟で言わせて頂くとそんな美味しい土地情報があれば不動産業者が先に自分の会社で買って相場の金額で再販します。だって、その方が不動産業者とすれば儲かりますから!
ほとんどの方がそのような現状に気づいて、建売住宅の方が良いといってそちらに流れていく方も結構おられます。しかし、注文にこだわり、妄想に近い土地を延々と探していると一生、土地なんて買えません。
なので、どうしても土地を購入したいとお考えであれば100点満点の土地探しを止めなければなりません。所詮、100点満点の土地なんて存在しません。
何点の土地なら買うべきなのか?

何点なら合格なのか?
100点の土地なんてないなら「何点の土地なら買っても良いのか?」ということになりますよね!
不動産のプロから言わせて頂くと「80点以上であれば買って良し」だと思います。
土地の採点方法も含めて詳しくご説明してゆきましょう。
まずは、ご自身が欲しいと思う土地の条件を希望順に10個上げて下さい。
例えば、
- 予算3000万円以内
- 土地は30坪以上
- 車2台駐車可
- ○○小学校内
- 駅徒歩○○分
- 前道が6m以上
- 庭がある土地
- 買い物が近くにある。
- 整形地
- 間口7m以上
1と2は20点(絶対条件)、3,4,5,6は10点(要条件)、7,8,9,10は5点(可条件)で採点をしてみます。あなたが検討している土地が何点なのかが分かります。
私の場合は1~5までが当てはまっていたので総合点では75点でしたが中々、売り物が出ない場所だったため購入に踏み切りました。このように、自分の中で何が優先なのかを理解できると80点に届かなくても購入に踏み切れたりします。自分の中での整理ってすごく大切だと思います。
買えない人は相場観がない?

土地の相場観って大切です。
お客様とお話ていて感じることが長年、土地を探し続けている方は欲が深いということです。これは人よりも少しでもお徳に土地を買いたいと思っている方が結果的に買えない原因になっていると思います。
例えば、京都市左京区のあるの土地相場が90万円位だったとします。土地面積が40坪であれば3600万円が土地相場になります。
同じ地域で北側道路の変形地で車が進入できない間口の狭い土地が坪70万円、総額2800万円でるいだされていたとします。当然、条件が悪いので周辺相場よりも土地単価は安くなります。でも、こういう相場より安い物件価格を参考にして相場では3600万円する土地を2800万円を買おうとする人がいるのです。
先程も申し上げましたが仮にそのように周辺相場よりも安く売りだされる物件であれば間違いなく不動産業者が買い取って相場価格で出します。しかしながら、近年はネットの普及もあり売主も不動産価格に敏感です。プロの我々でさえ相場より安く買うということは至難の業なのです。言い方は悪いですがそれを素人さんが求めるのは無理があるのです。
土地というのは正直なもので良い土地は高く、安ければ何かしら欠点があります。気にった土地があればそれを相場で買うということを意識しないと本当に土地探し難民になります。また、不動産は同じものは2つとしてありませんので気に入った時の思い切りも大切です。高額な買い物なので即断即決しろとは言いませんがよく、やっと決断して購入申込を書いたのに2番手だったということは本当によくある話です。この仕事を長いことしていてよく思いますが、今まで全く売れていなかった物件がいきなり3番手まで申し込みが入ってりします。
こんなことが無いようによく考えて決めたら即行動を心掛けて下さい。
まとめ
100点の土地はこの世には存在しない、自分だけが相場よりも安く土地が買えることはないということは肝に銘じておいて下さい。
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