住宅ローン控除があると言うことは住宅の購入を検討する方は皆さん知っていると思います。
そして、住宅を購入する場合、ほとんどの方が住宅ローンを組まれる場合が多いですよね。
この制度は住宅ローンを使って住宅を取得する場合に、住宅取得者の負担を少なくして住宅を買いやすくするための制度です。
ローン控除は受けられるというのは知っているけど、税務関係は複雑で、調べても専門用語も多くなかなかわからない!といった人が多いのではないでしょうか。
仕組みをよくわかっていなと、中古物件だから住宅ローン控除をもらえないのではないか?
中古物件って住宅ローン控除って受けられるのでしょうか?というご相談を受けることも多いです。
そこで、その仕組みと実際の控除額をシュミレーションを交えて説明してゆきます。
住宅ローン控除ってなに?

住宅ローン
少しでも多くに方に住宅が買いやすくなるようにするために支払った税金からお金をキャッシュバックするという制度です。あくまでも住宅ローンを使って自宅を購入する場合に限られますので、現金で住宅を購入したケースは控除してもらえません。また、消費税が8%→10%への増税に伴い、控除期間が10→13年間へと3年間延長されました。住宅ローンを利用して住宅を購入したり、増改築等をした場合、住宅ローン借入額の毎年末のローン残高の1%を所得税から、最大13年間控除する制度です。
お客様の中で勘違いされている方がおられますが、住宅ローン控除とはあくまでもご自身が国や自治体にお支払いになられた所得税が還付(戻ってくる)システムであって、年末の住宅ローンの残高の1%すべてが還付される訳ではありません。
所得の多い方など所得税からではすべての額が控除しきれない場合には、住民税からも一部控除されます。
「住宅ローン控除額」の計算方法はどうするの?
住宅ローンの控除額は消費税によって異なります。新築一戸建てや新築マンションなど不動産業者が売主となって販売しているものには建物にだけ(土地には消費税がかかりません)消費税が課税されます。しかしながら、一般の方が売主となる、いわゆる個人間の売買の場合は建物の消費税がかからないため控除額がことなりますので注意が必要です。
消費税10%の住宅の控除額の場合
1年目~10年目(10年間) 最大控除額が400万円
11年目~13年目(3年間) 最大控除額が80万円
所得税額から控除しきれない場合、控除しきれない額は、翌年の住民税から減額されることになります。
※上限額は、課税総所得金額の7%または最高13万6500円のどちらか小さいほうとになります。
建物に消費税がかからない中古住宅などの控除の場合
1年目~10年目(10年間) 最大控除額が200万円
所得税額から控除しきれない場合、控除しきれない額は、翌年の住民税から減額されることになります。
※上限額は、課税総所得金額の5%または最高9万7500円のどちらか小さいほうとになります。
※新築・未使用の長期優良住宅、低炭素住宅の上限額は上記と異なります。
住宅ローン控除を受けるための主な条件とは何か?
●住宅の床面積(登記簿面積)が50平米以上
●居住用として利用する家屋である
●住宅ローンの借入期間が10年以上である
●中古住宅の場合、以下のいずれかを満たすものであること
ⅰ)木造 …築後20年以内 マンション等…築後25年以内
ⅱ)一定の耐震基準を満たすことが証明されるもの
ⅲ)既存住宅売買瑕疵保険に加入していること
●住宅の引渡し又は工事完了から6カ月以内に入居し、控除を受ける年の12月31日まで居住していること
●合計所得金額が3000万円以下であること
国土交通省が発表している表もご参照ください。
実際の住宅ローン控除額を試算してみると!!
条件を書いているだけではわかりにくいと思いまうので、実際に条件を想定してシュミレーションをしてみましょう。
シュミレーション条件は
- 借入額 3,000万円
- ローン金利 0.569%
- 返済期間 30年
- 所有者 ご主人お一人
- 不動産価格 4,500万円
- 住宅の種類 一般住宅(長期優良住宅や低炭素住宅ではない)
- 年収 500万円
- 扶養親族数 3人(配偶者1人、子供2人)
シュミレーションの結果は

住宅ローン控除額のシュミレーション結果
上記の表はあくまでもシュミレーションですが借入額が3,000万円あっても、年収が500万円では実際の還付額は16万円程度で私の今までの経験でも大体の方が20万円前後です。
長期優良住宅だから低炭素住宅だからと言ってもそもそも、ほとんどの方が上限の控除金額まで還付されるほどの税金を支払っておられないのでこの辺りはあまり気にする必要はないように思います。
既存住宅売買瑕疵保険に加入すれば築20年以上の中古住宅でも住宅ローン控除が受けられる
中古住宅を購入する際に住宅ローン控除を受ける点で大きなネックになっているのが築年数です。上記でもお話したように築20年を経過している木造の中古住宅は基本的には住宅ローン控除が受けられませんしかし、適用条件の一つに「既存住宅売買瑕疵保険に加入していること」が挙げられます。20年以上経過している住宅でも瑕疵保険に加入できれば住宅ローン控除や住まい給付金が受けられます。
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