なぜグラン・ワンがバイヤーズエージェントとして活動するのか?

私は不動産業界に身を置いて20年近くになります。

不動産業界に入った当初は、不動産業界は非常に活気がありました。私は京都市内の大手新築戸建建売会社に勤めておりましたが、当時は建売という商品は作れば作るほど売れていましたし、会社も凄く活気がありました。しかしながらリーマンショックを起こり、コロナショックを経験する頃にはほとんどの不動産会社は元気がなく、沈んだ状態になってしまいました。

私自身、これは単に景気が悪くなったというよりも不動産業界が大きな変革を迎えていると感じております。

以前の不動産業界というのは、物件を紹介することが仕事でした。不動産業者は紹介する物件を集めるために情報を握り、それをいかに逃さないかに注力していました。当時はこれほどまでにインターネットが普及していなかったため、一般消費者との情報量の格差も当たり前の状態でしたので、情報を持っていれば勝ち残れる世界でした。

しかし、現在はどうでしょうか?インターネットの普及によりプロとアマチュアとの情報の格差はほぼなくなり、今ままでのような情報を提供するだけのやり方では顧客のメリットを提供することが難しくなってきています。不動産業界も変化が求められる時代になっているのです。

不動産業界が変革を求められる理由とは?

その理由としては

  • 空き家の増加

政府が景気対策の一環として新築住宅の増加を推進していたのであまり表面化しておりませんでしたが、住宅数が世帯数を上回っていたのは昭和40年代から始まっていました。2008年時点で住宅のストック数は約5760万戸、それに対して総世帯数は約5000万戸と約760万戸の空き家がある計算です。今もなお日本では新築住宅の供給が続いており、人口減少も相まってさらなる空家率の増加が予想されます。

  • 人口の減少

どんな業界でも同じですがビジネスは需要と供給があるから成り立っています。日本の人口は2008年をピークに減少に転じています。ピーク時には約1億2800万人だった人口が2030年には約1億1600万人まで減少すると予測されています。

また、人口減少に伴い世帯数も2015年の約5048万世帯のピーク時から、2025年には約4964万世帯まで減少すると予測されています。

  • 購入者の年収減少

住宅市場は一次取得者となる30歳代の消費者が活発に動いてくれることで活気が出てきます。しかしながら、この世代の年収が年々減少傾向にあり、1997年から2010年にかけて30歳~34歳で約16%ダウン、35歳~39歳で約14%ダウンとなっています。

貯蓄額も30歳代の平均ではマイナス貯蓄になっています。

  • 消費者のインターネットによる情報収集の簡素化

現在、一般の方が不動産情報を集める時にはインターネットを利用する割合がトップになっています。その割合は約51%と半数を超えており、2番目に多いチラシ15.2%の3倍以上です。

不動産を購入する際のお役立ち情報も多く掲載されており、ますますプロとアマの情報格差が少なくなってきています。

  • 瑕疵保険やインスペクション制度の整備

日本であまり中古取引が活発に行われてこなかった理由に新築住宅の供給量の多さもありますが、もう一つは中古住宅への不安が上げられます。以前から中古住宅に対して不安視する声はありました。2010年から既存住宅瑕疵保険の取り扱いが始まっていましたが日本の不動産業界の悪しき慣習であまり普及していませんでした。しかし、徐々に一般消費の者瑕疵保険やインスペクションへの認識が高まってきています。

これから不動産業界はどのように変わってゆくのか?

従来の不動産仲介業者の考え方はとりあえず売り物件を集めることに重点を置いていました。〇友不動産販売や〇井の〇ハウスなどの大手仲介業者はとりあえず売り物件集めをしています。「売却査定」などのチラシがよくポストに入っていませんか?

これは売り物件があれば買主から問い合わせが来ていつか売れていくので売り上げが上がります。特に大手は両手仲介を狙っていますので、売主から直接預かった売り物件に直接、問い合わせてきた買主の両方の仲介に入ることを狙っています。

そういって理由からほとんどの仲介業者は売り物件言い換えれば、売主メインの動きになっているのが現状です。

何も知らない売りに主であればとりあえず、有名な不動産会社に頼めば間違いないと考えるのでブランド力のある大手仲介業者が物件を集められることになるのです。

しかしながら、現在はどうでしょうか?人口が減少し家が余っています。不動産市場では徐々に買い手の立場が強くなっています。今までは不動産の情報を右から左に紹介するだけで成り立っていましたが今後は買主に損をさせないための知識もスキルもない不動産会社では淘汰されていくのは目に見えています。

これからはあらゆる努力をして買主の寄り添い価値を提供できない会社になるべきだと考えています。

そこで当社は「バイヤーズエージェント」という立場でお仕事をすることに致しました。

よく「どうして買主側にだけしか立たないの?」というご質問を受けるのですが、基本的に売主と買主いう立場は利益が相反します。売値が安ければ買主にはメリットがありますが売主にはデメリットです。このように間に入るものはどちらにしか寄り添えません。

グラン・ワンはお客様の安心、安全を考えています

グラン・ワンではお客様の安心、安全を考えて、「買ってよかった!」と言っていただける物件購入を一緒にサポートをさせていただきます。

お客様が知らずに損をしてしまうこともあります。

購入後にトラブルに遭わないうよに、物件の検査(インスペクション)を無料で行い、事前に欠陥がないか?不動産情報の全てをお客さまに公開します。

実際の取引・成約価格を見てもらい、相場の判断を共有し、検査機器を駆使して、物件情報を数値として判断できるようにしています

今まで不動産の購入はお客様にはわからないことも多く、不動産屋のいいなりになっている場合が多く見受けられます。

その部分をクリアーに、本当に納得して、安心購入いただけるように努めています。

不動産を買いたい!とお考えのお客様は、お気軽にご相談ください